重要な会社のデータ、スマホで撮った個人の写真、動画などデータをどこに保存していますか?
一昔前までは、ビデオテープ、カセットなどに動画や音楽のアナログデータをアナログな現物に保存したり、写真を紙に印刷して保管することが一般的でした。
そこから、音楽、動画や写真などもデジタルデータとなり、CDやDVD、ブルーレイ、ハードディスクやUSBメモリなどアナログな現物にデジタルデータを保存するようになりました。
現在でも、BDやCDは存在していますが、写真などをGoogleフォトやGoogleドライブ、Dropboxなどのクラウドサービスに保存したり、そもそも自身でデータを保有しないNetflixやAmazonプライムビデオ、Spotifyなどサブスクリプション(月額課金制)といったものなど、データの管理方法は変わってきています。
データを保存する手段の選択肢は増えましたが、
どの保存手段が最適かは、自分のおかれている環境によって変わってきます。
現代のデータの管理方法は、大きく分けて2つしかありません。
クラウドに保管するか、ローカル(手元)に保管するかの二択です。
それぞれのメリット、デメリットについてお話します。
⭕クラウドサービス、オンラインストレージ
●メリット
・どこからでもアクセスできる
・データ消失リスクは完全にゼロではないが、消失を防ぐための対策を自分で行う必要がない。
●デメリット
・月額料金が発生する。手元で管理するより維持費が高い
・どうしても離れた場所にサーバーがあるため、データの転送速度、アクセス速度がローカルと比べて落ちてしまう。
・クラウドを提供している会社が倒産してしまった場合にデータが取り出せなくなる恐れがある
・会社の機密情報などを預けていると、クラウドを提供しているサービス元(会社)から情報をみられてしまう恐れがある。
・常時オンライン、ネットに繋がっていて、ID、パスワードを入力すればアクセスできるので、データを盗まれる、漏洩する恐れがある。
⭕ハードディスクや自社のファイルサーバーなどローカル環境(手元)に保管
●メリット
・毎月のかかる費用は電気代だけ
・HDDを買い換えれば、容量を自由に増やせる(増やすときのコストもHDD代のみ)
・クラウドサービスより自由に細かい設定ができる。
●デメリット
・さまざまなリスクを自分で行わなければならない。(その知識が必要になる)
停電、データ消失、紛失、火災リスクなど
このように、どちらにでもメリット、デメリットがあります。
娯楽である音楽や動画といった一般に流通しているものであれば、わざわざ自分で所有しなくても、NetflixやSpotifyといったサブスクリプションサービスを使えばいつでも見たり、聞いたりできるので管理に悩むことは少ないと思います。消失してもお金を払えば、また手に入れることができるからです。特にこの分野は、所有から利用に移行していく流れにあると思います。
しかし、会社のデータや個人の写真など消失してしまうと二度と手に入れることができないようなデータに関しては話が変わってきます。
こういった物は、正しい知識や管理方法を知らないと、
そのデータがどこにあるか探すのに時間がかかったり、消失してしまうリスクがあります。
また、ローカル、クラウドどちらに保存したとしても上記に書いたようにデメリットはあります。
それぞれのメリット、デメリットを考えた上で、その時その時に応じた保管方法を選んでいく必要があるでしょう。
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