VRヘッドマウントディスプレイについて
2020年から、VRヘッドマウントディスプレイ(以降VR HMD表記)の低価格化が一気に進みました。
私は、VR元年と言われていた2016年からVRを利用していましたが、当時の価格は、
Oculus rift CV1で10万超えの価格で、ハンドコントローラーや追加センサーは、別途遅れて販売だったため、VR HMDだけで合計15万ほどかかった記憶があります。
さらに、高性能なゲーミングPCが無ければ動かないという時代でしたので、パソコンを所有していない人からすると、
VR HMD 15万円
ゲーミングPC 16~20万円
最低でも、合計31万円は初期コストとしてかかることになります。
今から考えると、恐ろしいですね。
それが、2021年現在では、最新モデルOculus Quest 2 37100円で購入できます。
↓以下、facebook直販リンクになります。

スタンドアロン型のため、ゲーミングPC、外部カメラセンサー不要で、単体動作が可能になっています。そのため、必要なコストも37100円のみとなるため、2020年からようやく普及価格帯になってきた印象です。
スマホVRとVR HMDはまったくの別物(比較にならない)
VR HMDを体験したことがない方でも、スマホVRは体験したことあるのではないでしょうか?↓例えば、アマゾンで売っているようなこういったものです。

値段も2980円と大変安く、手持ちのスマホをゴーグルに入れるだけで使えるようになります。
私の周りでも、VRというとこちらをイメージする方が多く、ただ平面の映像を見ているだけだったなど失望されているようです。
スマホVRとVR HMDはまったくの別物だと考えてください。
スマホVRでは、視野角も解像度も低く、没頭できるような体験はできません。
そもそも、スマホ自体もゴーグル自体も本当のVR用に作られていないのです。
私はスマホVRは、正直、購入してはいけないものだと思っています。
スペックの進化
2016年当時のスペックは、以下になります。
Oculus rift CV1 (2016年版)初代PC用VR HMD

解像度 | 1,080×1,200(ペンタイル配列)x2 |
トラッキング方式 | 赤外線カメラセンサー(アウトサイドイン方式) |
表示パネル | OLED (有機EL) |
リフレッシュレート | 90Hz |
視野角 | 110度 |
Oculus rift S (2019年版) 第2世代PC用VR HMD

解像度 | 1280×1440(ストライプ配列)x2 |
トラッキング方式 | 内蔵カメラ(インサイドアウト方式) |
表示パネル | LCD (液晶ディスプレイ) |
リフレッシュレート | 80Hz |
視野角 | 不明 |
Oculus Quest 2 (2020年版) 第2世代一体型VR HMD(スタンドアローン)

解像度 | 1832×1920(ストライプ配列)x2 |
トラッキング方式 | 内蔵カメラ(インサイドアウト方式) |
表示パネル | LCD (液晶ディスプレイ) |
リフレッシュレート | 120Hz |
視野角 | 不明 |
上記、3機種を比較してみましたが、oculus quest 2から一気に解像度が向上したことがわかります。
流れとしては、
解像度は、両目2K(フルHD)相当→両目4K相当
トラッキング方式は、外部センサーが必要だったものが、本体に内蔵
接続方式がPC必須→単体動作可能
リフレッシュレートが、90HZから120Hz
と向上しており、本体設定もスマホやタブレットがあれば、パソコン不要になったため、
一般に普及しそうなところまでついに来たというイメージです。
VRメーカーの動向
現在、市場のシェアは、Facebook(oculus)のほぼ独占状態です。
一時期、HTCもシェアを持っていましたが、Facebookが一気に価格を下げたため、steam上でのシェアもほぼfacebookに置き換わったようです。
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